こんにちは!カオハガン島のyoshie(@yoshie_radhika)です。
今回から、WEBメディア《マニラブ》で、ゲストライターとして記事を執筆することになりました。
フィリピンの「カオハガン島」に住み始めて、5年。
これまで島でたくさんの方をお迎えし、その出会いの深さに感動し、島の魅力を語りあってきました。まだまだこれからたくさんの出会いが待っているはず。
これからカオハガン島に出会う方へ、カオハガン島の魅力をシェアさせていただければと思い、まとめてみました。
カオハガン島に行きたいけど迷っている方、どんなところか知りたい方、ぜひ参考にしてくださいね。
カオハガン島とは?
フィリピン共和国のビサヤ諸島、セブ島の近郊のオランゴ環礁内に7つの島があります。
その中のひとつである美しい島、それがカオハガン島。敷地面積は5万平方メートル。
緑豊かなこんもりとしたかたちで、東京ドームと同じぐらいの小さな島に、約700人の島民が暮らしています。
セブ、マクタン島からボートに乗って約1時間で到着する場所に、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、豊富な木々と心地よい風が人々の癒しを誘います。
豊かな自然に守られた島
珊瑚からできたカオハガン島は、美しい海に囲まれています。
熱帯珊瑚保護区には、世界でも珍しい生きものがたくさん生息しています。
海の中をのぞいてみると、色とりどりの珊瑚やその周りに生息する魚たちの生き生きとした姿が広がっています。
また、カオハガン島にはたくさんの植物が生きています。
カオハガン村では、薪として使うために木を切ることを禁止しており、枯れてしまった木を処理したあとは、必ず別の植物をそこに植えるなどの工夫をして、島民みんなが自然を大切にしています。
木がたくさんあることで、島全体に木陰をつくり、暑い日も直射日光にさらされずに涼やかに過ごすことができます。
身体の不調和を感じたときに、煎じて飲むための薬木や、傷のお手当として使う葉っぱなども大切に育てています。
そんな木々には、たくさんの野鳥が飛び交っています。
なかでも、まるで海の色をそのまま写したような青い羽を広げて羽ばたくナンヨウショウビンという青い鳥は、目を見張るほどの美しさ。
カオハガン島で幸せの青い鳥に出逢うことができたら、ハッピーな気持ちになることでしょう。
オーナーが日本人の島
約30年前に、ダイビングの途中でカオハガン島に出会った崎山克彦は、一目で恋に落ちてしまい、約1,000万円で島を購入しました。
それ以降カオハガン島の島民とともに、自然とともにある暮らしを楽しみながら、持続可能なコミュニティづくりに尽力。
島民の教育のために、カオハガン島小学校が2年制だったのを6年制にまで引き上げました。
奨学金制度をつくり、多くの子どもたちをハイスクール、大学へと進学させてあげることができました。
また、島民の医療のために、ヘルスセンターを設立。島民は、身体の不調和を感じたら、気軽にヘルスセンターへ相談にいくことができます。
崎山克彦がつくった宿泊施設の収益から、子どもたちへの奨学金、島民への医療補助をサポートしています。
カオハガンキルトやクラフト製作など、数々の島民の手仕事も生み出してきました。
さらに、カオハガン島での生活を綴った著書を出版。なかでも「何もなくて豊かな島」は、ベストセラーとなりました。
現在も崎山克彦は、カオハガン島に住んでおり、島を守りながら、その魅力を多くの人に伝えています。
島民とともにある島
カオハガン島には、約700人の島民が暮らしています。
太陽の光を浴びて、潮が引いたときに貝や小魚をとり、雨水を生活用水にして、自然から恵みを大切に生活しています。
嵐が来れば、家族身を寄せ合い、嵐が去れば、壊れた家を自分たちで修理する。
生活するための力がある島民たちが、人生というドラマの中の「いま」を生きています。
また、バランガイ・カオハガン(バランガイとは村という意味)というひとつの村があり、島民たちが選挙で選んだ、村長、村会議員が村をひとつにまとめています。
ドラッグフリーな平和な島として、市から表彰を受けたこともある、安全な島です。
カオハガン島がピースフルで美しい島であることを島民たちは誇りに思っています。
自分たちの誇りの島を訪ねてきたゲストを、あたたかく迎える心優しい島民たちが暮らしています。
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いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、フィリピンのカオハガン島に少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。