マガンダン・ハーポン!マニラブのゆかりです。
フィリピンでは、ハンバーガーがメインのファストフードでもお米メニューがあるほど、お米がこよなく愛されています。
そんな米食文化の国とは言えど、朝食やメリエンダ(朝昼夜の三食の間に食べる間食)にはパンを食べることも多いんですよ。
ちなみに、フィリピンのパンの起源は、スペイン統治時代にさかのぼると考えられています。
今日は、フィリピンでよく見るパンの中でも、定番で人気の菓子パン「エンサイマーダ(Ensaymada)」をご紹介します^^
スペイン生まれフィリピン育ちのパン「エンサイマーダ」
フィリピンで売られている「エンサイマーダ(Ensaymada)」は、バターを混ぜ込んだ生地の上に砂糖とチーズをかけたパンです^^
食感はふわっとしていますが、チーズの味が濃厚で食べ応えがあり、小腹を十分に満たしてくれます♫
甘いチーズパンってどうなの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、チーズとはちみつって合いますよね!あんな感じ!
このエンサイマーダ、もともとはスペインの伝統菓子だったものが、スペインの植民地だったフィリピンに広がり、フィリピン独自の進化を遂げました。
思い返してみると、私がまだ東京に住んでいた5年ほど前、二子玉川にある「マヨルカ」というパン屋さんのエンサイマーダがむっちゃ美味しいらしい!と聞いて、食べに行ったのを思い出しました。
店名「マヨルカ」は、まさにエンサイマーダ発祥の地、スペインのマヨルカ地方から来ています。
そこで食べたエンサイマーダは確か、カタツムリみたいにぐるぐると渦を巻いた形だったような…
と思って調べたら、スペインのエンサイマーダとフィリピンのエンサイマーダは、同じ名前でも形が全然違うんです…!
スペインのエンサイマーダは、渦巻き状で、豚脂を塗り、粉砂糖が上からまぶされているのが特徴です。
一方、フィリピンのエンサイマーダは、必ずしも渦巻き状である必要はなく、細長くて柔らかいチーズが上からまぶされています。
フィリピンで独自の進化を遂げたという意味では、スペイン生まれフィリピン育ちの菓子パンと言っても過言ではないと思います^^
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「エンサイマーダ」が買える場所
「そこまで言われたらフィリピン旅行で食べてみなくちゃ!」と興味を持った方に、エンサイマーダが買える場所をシェアさせていただきます^^
一番の定番は、フィリピン発のカフェダイニング「Mary Grace(メリー・グレイス)」。
こちらはフィリピンの主要なショッピングモールには入っている有名店なので、探すのは難しくないと思います!
「Mary Grace」のエンサイマーダは、紙の包みにくるまれているので、手土産にも喜ばれる商品です♫
フィリピンのローカルなパン屋さん(パナデリア)から、今どきのおしゃれなパン屋さんまで、いろいろなお店で売られているので、食べ比べも楽しいですよ!
いつか「エンサイマーダ食べ比べてみた」記事を書きたいと思います!エンサイマーダ名人への道!
タガーイ!