第2代フィリピン大統領の記念塔がある観光名所!ケソンメモリアルサークル

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、現在フィリピンは入国制限がかかっています。また、各施設の営業状況が変わっている可能性があります。ご利用の際は公式HP等にてご確認ください。大変な時期が続きますが、少しでも旅行の楽しさを味わっていただけるよう、引き続き情報をお届けいたします。

クマインカナ?マニラブのなな(@nanadaylife)です!

 

現在フィリピンの首都はマニラですが、かつてはケソン市がその役目を担っていました。

 

そもそも、ケソンという名前はどこから来たのでしょうか?

 

第2代フィリピン共和国大統領マニュエル・ケソンから名付けられた地名で、ケソン氏は現在の20ペソ紙幣の肖像画にもなっています。

 

今回は、マニュエル・ケソン氏の記念塔がある国立公園ケソン・メモリアル・サークルをご紹介いたします。

 

ケソン市とは?

ニノイ・アキノ国際空港から北に位置し、マニラ首都圏の4分の1もの面積を占めています。

 

かつては首都としての機能を果たしていたため今も行政機関が多く存在し、「古都」の雰囲気が残っています。

 

また、フィリピン最高峰の国立大学フィリピン大学や名門私立のアテネオ・デ・マニラ大学などがあり、学生街でもあります。

 

一方で、若者や家族連れが賑わうショッピングモールや、個性豊かなお店も多く、常に新たな一面を見せてくれます。

 

フィリピンには「ケソン州」という州もあることから、ケソン市はQuezon City、略してQC(キューシー)と呼ばれています。

 

マニュエル・ケソン氏とは?

1935年11月15日〜1944年8月1日までの任期2期、第2代フィリピン共和国大統領を務めました。

 

この時代はアメリカ統治時代。そして、日本がマニラを占領したのが1942年1月。その時代の大統領です。

 

現在流通している20ペソ紙幣にも肖像画が載っています。

 

ちなみに、ケソン元大統領は1937年にタガログ語を国語と制定したことから、「フィリピン語の父」とも言われています。

 

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フィリピンの通貨「Peso(ペソ)」の紙幣(お札)

 

ケソン・メモリアル・サークルとは?

 

ケソン・メモリアル・サークル(Quezon Memorial Circle)は、ケソン市のほぼ中心(細かく言うと中心のちょっと南)に位置しています。

 

その名の通り円状になっている国立公園で、公園の外周道から放射線状に道路が伸びています。

 

面積は27ヘクタール。1978年に開設されました。

 

敷地の中心には高さ66メートルもあるケソン・メモリアル・シュライン(Quezon Memorial Shrine)という記念塔が建ち、威厳を放っています。

 

第2代フィリピン大統領マニュエル・ケソンとその妻オーロラ・ケソンが眠る霊廟のほか、記念塔の下には、ケソン元大統領に関連する資料などが展示されたケソン記念塔博物館(Quezon Memorial Shrine Museum)があります。

 

記念塔の上に悲しそうに座る3人のエンジェル?

記念塔の頂をよく見ると、悲しそうに俯く3人のエンジェルが座っています。

 

フィリピンの3エリア(ルソン、ビサヤ、ミンダナオ)それぞれの伝統衣装を着ているんです!

 

ケソン元大統領が亡くなった際、フィリピンの3つのエリア(フィリピンの全土の国民)の弔いの意を込めて設置されました。

 

ケソン・メモリアル・サークルの園内

記念塔を中心に園内が緑に囲まれ、お店やサッカー場などが入る複合施設となっています。

 

園内は学生さんの集団がダンスの練習?をしたり、子どもたちがキャッキャと遊び回ったり、憩いの場所として多くの人が思い思いに楽しむ場所となっています。

 

フィリピンの若いエネルギーをまさに感じる「パワースポット」という感じです。

 

園内を歩いていると・・こんな場所を見つけました。

更に進んでいくと・・??

 

日本から寄贈された「世界平和の鐘」

各国の国旗が並び、その間「World Peace Bell」「世界平和の鐘」と書かれた鐘があります・・!!

 

Among the other areas of the park is the World Peace Bell. The bell installed not before 1994, was a donation of the World Peace Bell Association, a Japanese organization promoting awareness on the world peace movement. The Philippines was the first Southeast Asian nation to receive a bell from the association. The first bell was made from coins donated by the then 65 member countries of the United Nations, weighs 365 kilograms (805 lb), has a height of 1.05 metres (3.4 ft), and a diameter of 60 centimetres (24 in). It was designed by the Quezon City Planning Office.

出典:wikipedia

 

つまり

「世界平和の鐘」について

・1994年以前に設置されたWorld Peace Bell(世界平和の鐘)は、世界平和運動への意識を促すために、日本の組織である世界平和鐘協会から寄贈された。
・フィリピンは東南アジアで最初に協会から鐘を受け取った国である。
・最初のベルは、国連の65の加盟国から寄贈された硬貨から作られ、重量は365キログラム(805ポンド)、高さは1.05メートル(3.4フィート)、直径は60センチ(24インチ)。
・ケソン市計画事務所によって設計されたものである。

 

と書かれています。

 

フィリピン、東南アジア、世界の平和を願う場所ともなっています。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

第2次世界大戦真っ只中に大統領を務めたマニュエル・ケソンを記念に建てられた国立公園は、歴史を知り、今を生きるフィリピンの方々のエネルギーを感じられる場所です。

 

なな

夕方は夕日に照らされた記念塔が神々しく映え、夜はライトアップがきれいです!

 

フィリピンの首都マニラの観光名所として、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

バイバイぽ〜!


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