マガンダン・ハーポン!マニラブのゆかりです。
「作り手VOICE」とは、国籍問わず、フィリピンの魅力を形づくる「人」にフォーカスする連載です^^
今回の「作り手」は、Marievic Bonoanさん。
意外と知られていない穴場で超かわいいお土産物屋さんです…!♡
フィリピン貿易産業省「Go Lokal!」
マカティアベニュー沿いにあるフィリピン貿易産業省(Department of Trade and Industry、以下DTI)の1階に、こじゃれた雑貨屋を見つけた。
明るい店内には、洋服、ファッション小物、食品などジャンルを問わないカラフルな商品が美しく陳列されている。
「Go Lokal!」という店名のとおり、フィリピン産のものばかりを取り扱っているようだ。
フィリピン歴3年に差し掛かろうとしている私ですら知らない商品が多く、まだまだフィリピンの魅力を発掘しきれていない自分に気づかされた。
「フィリピンと言えば、バナナとマンゴーでしょ?」と思っている方にこそ行ってみていただきたい場所だ。
Go Lakal!
住所:GF, Trade and Industry Building, 361 Sen. Gil Puyat Ave., Makati
営業時間:月〜金 9:00~18:00
この「Go Lokal!」は、伝統的な製品を作るフィリピンの小規模な生産者(MSMEs)が、国際的市場にも参入できるように作られた、フィリピン貿易産業省による小売のプラットフォームだ。
2016年、現フィリピン貿易産業省大臣の発案でスタートしたという。
それまでは、日本の一村一品運動に着想を得た「OTOP」(ONE TOWN, ONE PRODUCT)というプロジェクトが主流だったが、「Go Lokal!」はよりユニークで魅力的な製品となるように、デザインや利便性などに対する商品開発支援がされているため、よりかわいくて思わず買いたくなる製品がたくさん売られている。
○ マニラブがおすすめする「Go Lokal!」の商品紹介
Marievic Bonoanさん
「Go Lokal!」立ち上げ時から携わっているBonoanさん。
どんな想いを持って取り組んでいるか聞いてみると、このような答えが返ってきた。
「市場にリーチしづらいブランドにとって、本当にいいプログラムだと思う。
「Go Lokal!」プログラムから卒業して、自分のお店を持つブランドが増えてきたけどまだまだ足りないわ。
フィリピンは、政権によって政策が大きく変わるから、ドゥテルテ政権が変わってしまったとしても持続可能なプログラムであれるように日々努力しているの。」
誇りを持ってこのプログラムを動かしている姿が頼もしかった。
フィリピンの魅力を形づくる「フィリピン土産」
「Go Lokal!」を通じて、さまざまなフィリピン産の商品を見てきたBonoanさんにおすすめのフィリピン土産を聞いた。
「難しい質問ねえ…」と言いながら、店内を歩き始めたBonoanさん。
ひとつひとつ商品を手に取りながら、丁寧に説明をしてくれた。
まずは、カカオニブが入ったチョコレート。
カカオニブは焙煎されたカカオ豆の破片で、ナッツのようなサクサクとした食感がたまらない。
特に近年は、パッケージにもこだわったフィリピン産チョコレートがフィリピン土産界を盛り上げており、老若男女問わず気に入ってもらえるお土産だ。
○ フィリピンのチョコレート特集
次に、貝で作られたクラッチバッグ。
海に囲まれた国、フィリピンでは貝細工のお土産が有名だ。
貝を使った小物入れや写真はよく見かけるが、貝で作られたクラッチバッグは漂う高級感が桁違い。パーティに持っていけば、「どこで買ったの?」と注目されること間違いなしだ。
さらに、男性用のファッション小物。
「Go Lokal!」では、男性用のファッション小物にも力を入れている。フィリピンならではの乗り物のモチーフをあしらった「Sakay」シリーズは、特にイチオシ。
最後に、ミンダナオ島マラウィ産の木製品。
フィリピン軍と過激派組織との戦闘があったマラウィでは、美しい木製品が作られている。
普段、マニラにいると触れ合う機会のほぼない場所だが、「Go Lokal!」に来ると出会えてしまう。
アクセサリーなどの小物を入れるのにぴったりな、まるで宝箱のような木製品を一度手に取ってみてほしい。
ニノイ・アキノ国際空港ターミナル3にも小さなコンセプトショップがあるため、出国前の駆け込み需要にもおすすめだ。