こんにちは!マニラブのなな(@nana.phils)です。
フィリピンにも伝統療法があるのをご存知ですか?
「ヒロット」と呼ばれ、フィリピン各地のマッサージ店で受けることができます。
そのヒロットを日本でも受けることができるんです!
フィリピンでヒロット巡りをしている私が、東京にあるフィリピン伝統療法ヒロットサロン「senang senang(スナンスナン)」に行ってきましたので、その魅力をご紹介します。^^
ヒロットとは
フィリピンの伝統的な自然科学療法(ヒーリングアート)「ヒロット」。
ヒロットの歴史は5世紀ごろに遡ります。
西洋医学の普及が遅かったフィリピンでは、霊的な力を持つヒーラーと呼ばれる人々が霊的な癒しを施し、病気やケガの治療として知られていました。
現在では身体の自然治癒力を高め、本来のバランスに戻すことを目的とした民間療法として広まっています。
施術はバージンココナッツオイルやバナナの葉など、フィリピンの自然界で育ったものを使用します。
身体を温めながら血流を整え、冷えやコリを改善し、むくみも解消してスッキリさせするのに効果的です。
ヒロットサロン senang senang(スナンスナン)
senang senang(スナンスナン)
住所:東京都渋谷区広尾5-11-1クリスタルミュー広尾301
営業時間:10:30~22:00
サロンは東京都渋谷区、広尾駅から徒歩3分にあります。閑静な住宅街の中にあり、女性専用・完全予約制です。
「senang(スナン)」は、インドネシア語で「心地よい」の意で、サロン内はその名の通り心地よく、静かな癒しの空間です。
施術の流れ
専用のガウンに着替え、まずフットバスから。
フィリピン産ハーブのグヤバノとサンパギータオイルを入れたお湯で足から身体を温めます。
それでは、施術開始。
と、その前に驚いたのが、施術台自体が温かいこと。温マットが敷かれ、施術中は常にほんのり温かい状態がキープされます。
冷房が強く寒いマッサージサロンもあるので、こうした配慮がとても嬉しいです。
施術はエクストラバージンココナッツオイルをベースに全身をもみほぐしていきます。
背中は真空状態にしたカップを吸着させるカッピングも行うことで、血の巡りを改善していきます。
施術を終え、フィリピン産のモリンガ茶をいただきます。
※オイルを使った施術ですが、拭き取ってもらえますし、温かいタオルを貸して頂けるので気になるところは自分でも拭き取ることができます。そのため、施術後も全くベタベタしません。
ヒロット師 Ritsuko Yamaguchiさん
スナンスナンのオーナーであり、ヒロット師のRitsukoさん。
2006年にヒロットセラピースクールを立ち上げ、スクール代表と講師を務めています。(生徒さんは延べ300名程)
元々アジア旅行が好きで、各地で受けるヒーリングに興味を持っていました。
ご家族の病気をきっかけに自分でも何か出来ないかと考え、インドの伝統医療アーユルヴェーダの第一人者に師事したことから始まります。
その後タイ式やバリ式の療法を学び、フィリピン式の伝統療法をマニラで学んだのち、日本でのヒロット普及に尽力。
現在はヒロットを中心にアジアの伝統療法を取り入れた、オリジナルのヒーリングを行っています。
Ritsuko式ヒロット
フィリピンの伝統療法ヒロットは身体の冷えやコリを解放し、自然治癒力を高め、本来のバランスに戻すことを目的としています。
Ritsuko式ヒロットはまさに「身体との対話」。
身体の悩みをお客様からヒアリングし、施術の中で「身体と対話」をしながらヒーリングを行います。
ヒロットのみならずアジアの伝統療法の深い知識と経験があるからこそ、単なる解しだけでない深い心身の癒しが生み出されます。
あぁ、とても幸せな時間でした・・
「全く同じ施術は二度と出来ない」と話すRitsukoさん。
マッサージ店の多くは決まった施術がほとんどなため、こうしたオリジナルな即興ヒロットを受けられるサロンはフィリピンでもなかなかなく、大変貴重です。
本格的なフィリピン伝統療法ヒロットをぜひ日本でも体感してみて下さいね。