マガンダン・ハーポン!マニラブのゆかりです。
海外旅行に行ったら、旅行の思い出として、その国の「珍味」を食べてみたいと思いませんか?
…思いますよね?(にやり)
フィリピンにも、もちろん「珍味」と呼ばれるものがあります。
それが「バロット(Balut)」です!
みなさんはバロットお好きですか?私は、大好き!ってわけではないですが、好きなほうです(笑)
※読者のみなさまの中には、写真を見て気分が悪くなられる方もいらっしゃるかもしれませんので、ご注意ください。
好き嫌いが分かれる「バロット(Balut)」の正体とは
「バロット」は、孵化直前のアヒルの卵をゆでたもののことを言います。
フィリピンのメジャーなストリートフードで、路上で売られているのをよく見かけるので、旅行中に見つけるのもそこまで難しくないと思います^^
「バロット」は卵となってから16日目〜21日目のものが出回っています。
無精卵の場合は、私たちがよく知るゆで卵のように「黄身」と「白身」だけで構成されます。
一方、「バロット」は有精卵なので、日にちが経てば経つほど、卵の中の雛が「孵化する準備満タン!」の状態になります…(笑)
つまり、22日目にはもう孵化しちゃうということですね!
21日目の「バロット」を食べたことがあるのですが、もう雛ができあがっていて…はい。
なるべく普通のゆで卵に近い姿を好まれる方はなるべく16日目に近いものを買いましょう^^
行商のおじさんに、何日目が尋ねると教えてくれます(何日目かわかっていないバロットおじさんの場合は、一か八かの賭けになります…(笑))。
ちなみに、「バロット」と一緒に売られている「ペノイ(Penoy)」というゆで卵もおすすめです!
「ペノイ」はアヒルの無精卵をゆでたものなので、いわゆる私たちが知るニワトリのゆで卵の大きいバージョンと考えていただくと想像しやすいと思います。
「バロット(Balut)」が好き派と嫌い派の意見
さて、この「バロット」ですが、日本人の間ではもちろんのこと、フィリピン人の中でも好き派と嫌い派に分かれます…!
ぜひお互いの言い分を理解して、フィリピン旅行中に「バロット」に挑戦するかどうかを決めてみてください(笑)
嫌い派の意見
・見た目がグロテスクで食べられない
・雛がかわいそうに思えて食べられない
好き派の意見
・味が美味しい(見た目が無理なら目をつぶって食べたら問題なし!)
・特に卵の中に入っているスープが「濃厚なチキンスープ」という感じで美味しい
・滋養強壮のためにとってもいいらしい
嫌い派の方は、味を否定しているわけではないということがわかりますね…!
「バロット(Balut)」の正しい食べ方
「バロット」を買ったら、まずは卵の尖っているほうを上向きに持ちましょう。
そして、スプーンやフォークの腹を使ってコンコンと先端の殻を割って、割れた殻を取り除きます。
少しお塩をまぶして、割れたところから中のスープをクイっと飲みます。
私はこのスープのために、バロットを買っていると言っても過言ではないかもしれません(笑)
スープが飲み干せたら、手でどんどん殻を破っていきます…!
すると、中身がどんどん見えてくるので、お塩を適宜まぶしながら、パクパクと食べていきましょう!
写真を見てわかるとおり、バロットの構成要素は、黄身っぽい部分と、白身っぽい部分と、雛っぽい部分です。
この白身っぽい部分を、私は通称「消しゴム」と呼んでいて、硬くてあまり美味しくないので、残してしまうことも多いです。
そのほかの部分は「ゆで卵」と「チキン」を足して2で割ったようなものなので、美味しく食べれますよ^^
いかがでしたか?
食わず嫌いの方がほとんどだと思いますが、フィリピンに来て、一度チャレンジしてみるとやみつきになるかも?
チャレンジしたらぜひ感想を聞かせてくださいね!
タガーイ!