フィリピン旅行に行く前に知っておきたい!フィリピンってどんな国?

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、現在フィリピンは入国制限がかかっています。また、各施設の営業状況が変わっている可能性があります。ご利用の際は公式HP等にてご確認ください。大変な時期が続きますが、少しでも旅行の楽しさを味わっていただけるよう、引き続き情報をお届けいたします。

マガンダン・ハーポン!マニラブのゆかりです。

 

フィリピンに旅行を計画されている方の中には、「フィリピンってどんなところ?」と興味を持った方も多くいらっしゃるかもしれません。

 

そこで、この記事ではフィリピンの正式国名や面積、人口、言語、宗教など、フィリピンの基礎情報をお届けします!

 

こういった基礎情報を知っていると、フィリピン人と話すときの会話のネタになるかもしれません^^

 

フィリピンのことをもっと深く知って、旅行をもっと充実させましょう!

 

正式国名

フィリピン共和国(Republic of the Philippines)

Photo by Yuka Fukuma

フィリピンの国名は英語で、”the Philippines”と言います。”the”が前に付くことと、最後に複数形を表す”s”が付くことを忘れないようにしましょう。

 

日本語に惑わされて、”Philippine”と言ってしまうと国名にはなりません。「フィリピンの~」「フィリピン人の」という意味の形容詞になってしまいます。

 

国名は、16世紀にスペインの植民地となった時代のフェリペ皇太子(後にスペイン国王フェリペ2世)にちなんで、「フィリピナス諸島(Las Islas Filipinas)」と名付けられたことに由来します。

 

フィリピンは数多くの島からなる国ですので、「フィリピンの島々」という意味を込めて、”the Philippine Islands”と呼びました。これを縮めたものが、”the Philippines”となります。

 

首都

マニラ(マニラ首都圏、メトロマニラ)

一般的に「マニラ」と言うと、狭義の意味では「マニラ首都圏(メトロマニラ)の中にあるひとつの市であるマニラ市」を指し、広義では「マニラ首都圏(メトロマニラ)」の意味で使用されることがあります。

 

マニラ首都圏は日本で言う東京23区、マニラ市は都庁のある新宿区と例えられることが多いです。

 

外務省HPによると、マニラ首都圏の人口は、2015年時点で約1,288万人で、東京都全体の人口と大きく変わりません。

 

なお、マニラの英語表記はManila(読み方はマニラ)、フィリピノ語表記はMaynila(読み方はマイニラ)です。フィリピン国内では両方の表記を見かけます。

 

Maynila(マイニラ)は、「ニラッド(白い花を咲かせるマングローブの一種)の生える場所」 に由来していると言われています。

 

(参考)外務省HP「フィリピン共和国基礎データ」

 

面積

299,404平方キロメートル

外務省が公表しているデータによれば、フィリピンの国土面積は、299,404平方キロメートルで、日本の8割ほどです。

 

日本を同じく海に囲まれた海洋国家で、東はフィリピン海(太平洋)、西は南シナ海、南はセベレス海に面しています。

 

また、フィリピンは7,109の島々からなる群島国家(島国)です。

 

日本も「島国」と呼ばれていますが、日本の島の数は6,852と言われており、フィリピンはそれを大きく上回っています。

 

7,109の島のうち、人が住んでいるのは約1,000の島で、その他は無人島です。

 

その中でも主要な島は、首都マニラがあるルソン島、フィリピン中部の観光地セブがあるビサヤ諸島、フィリピン南部の観光地ダバオがあるミンダナオ島などです。

 

(参考)外務省HP「フィリピン共和国基礎データ」

 

人口

約1億665万人

Photo by Yuka Fukuma

世界銀行HPによると、フィリピンの人口は、2018年時点で約1億665万人です。

 

日本の人口は、2019年時点で約1億2600万人なので、日本の人口のほうが多いのですが、年々人口が増加しているフィリピンにそのうち追い越されるかもしれません。

 

2020年のフィリピンの平均年齢は、24.1歳(男性23.6歳、女性24.6歳)で、とても若いエネルギーにあふれた国と言えます。なお、日本の平均年齢は48.6歳です。

 

子どもの数が多く、平均寿命も先進国ほど長くないため、フィリピンの人口ピラミッドは綺麗な富士山型となっています。

 

(参考)

世界銀行HP「DataBank」

CIA「THE WORLD FACTBOOK」

 

言語

国語はフィリピノ語、公用語はフィリピノ語及び英語。

フィリピンの「国語」としては、首都であるマニラで使われているタガログ語をベースとしたフィリピノ語が使用されています。

 

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「公用語」としては、フィリピノ語と英語が話されており、特にマニラやセブなどの都市部では英語が頻繁に使われています。

 

フィリピンでは80前後の言語が存在しているのも特徴的です。

 

フィリピン人も日常的に英語を話し、タガログ語と英語が混じった表現も多く、「タグリッシュ」と呼ばれています。

 

その中でも1番よく耳にするのが、英語の語尾に「po」をつけて表現することです。
フィリピノ語の「po」は尊敬・丁寧を表す接尾語で、日本語でいうところの「〜ございます」にあたります。

 

そのため、「Thank you po.」や「Hello po.」など、英語の末尾に「po」をつけた言葉を街中で多く聞くことができます。

 

フィリピン人は英語でコミュニケーションを取ることに慣れていることもあり、旅行者に対してとても親切です。

 

(参考)

外務省HP「フィリピン共和国基礎データ」

 

宗教

ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック、その他のキリスト教が10%、イスラム教が5%。

 

フィリピンはASEAN唯一のキリスト教国であり、街中に教会もたくさんあります。

キリスト教に関連したものを身に付けたり、家や車に置いている人を見かけることも多く、キリスト教がライフスタイルにも浸透していることがわかります。

 

イスラム教の多くの方はミンダナオ島に集中しているため、マニラはカトリックが大半を占めています。

 

敬虔なキリスト教徒の方も多いため、毎週日曜日に教会へ礼拝に行くというフィリピン人も多くいます。

 

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また、休日はキリスト教の祝日に基づくものが多く、特にクリスマスは1年の中で最も大きなイベントとして位置付けられ、フィリピンでは9月頃からクリスマスシーズンに入っていきます。

 

(参考)外務省HP「フィリピン共和国基礎データ」

 

いかがでしたか?

 

この記事でフィリピンへの興味が深まれば、嬉しいです!

 

タガーイ!

(表紙の写真は、Yuka Fukumaさんにご提供いただきました^^)


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