クムスタ・カヨ? デセンブラーナ悦子(@FilipinoTrivia)です。
みなさん、フィリピン語には興味はありますか?
掘れば掘るほどおもしろく、どんどん深みにはまってしまう魅力的な言語、それが「フィリピン語」です。
この連載では、マニラ在住の日英フィリピン語通訳として、フィリピン語(タガログ語)についてもっと知りたい人に役立つ情報を「フィリピン語ミニ講座」と題して、シェアしていきます!
前回は、「フィリピン語ってタガログ語とは違うの?」という疑問にお答えしました、
第2回目のフィリピン語ミニ講座では、「フィリピン語の発音って簡単?難しい?」という疑問にお答えしていきます。
フィリピン語の発音は日本人に適している?
現在はフィリピン語の母音はa, e, i, o, uの5つ。つまり日本人にとって発音しやすい言語です。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 16, 2020
現在はフィリピン語の母音はa, e, i, o, uの5つ。
つまり日本人にとって発音しやすい言語です。
タガログ語の母音は本来
「ア」「イ(またはエ)」「ウ(またはオ)」の3つだけ。
だから現在でもイとエ、ウとオがよく入れ替わる。(特にビサヤ地方はこの傾向が強い。)
Babaeがbabaiになったりlalakiがlalakeになる。腰を振るという意味のkembotも元はkimbotが変化したもの。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 14, 2020
タガログ語の母音は本来「ア」「イ(またはエ)」「ウ(またはオ)」の3つだけ。
だから現在でもイとエ、ウとオがよく入れ替わる。
(特にビサヤ地方はこの傾向が強い。)
babae(女性の意)がbabaiになったりlalaki(男性の意)がlalakeになる。
腰を振るという意味のkembotも元はkimbotが変化したもの。
子供が小さい時、うちのお手伝いさん達はビサヤの人だったので、子供が5歳ぐらいの時、青と赤と白のマークのソフトドリンクの広告を見て「ピプセー!」と叫んでおりました。完全に入れ替わってるやん。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 14, 2020
子供が小さい時、うちのお手伝いさん達はビサヤの人だったので、子供が5歳ぐらいの時、青と赤と白のマークのソフトドリンクの広告を見て「ピプセー!」と叫んでおりました。完全に入れ替わってるやん。
ピとセを戻すとあのドリンクのことだとわかりますね…(笑)
フィリピン語特有の発音「nga」はマスターしよう!
Martes ngayon. (今日は火曜日。)Ngayonには「今」という意味と「今日」という意味があります。Ngayonのngaは鼻濁音の「が」です。西日本の人は鼻濁音の「が」が苦手で、東日本の人は鼻濁音でない「が」が発音できないことが多いんですが、ここは大事なんで練習しましょう。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 18, 2020
Martes ngayon. (今日は火曜日。)
Ngayonには「今」という意味と「今日」という意味があります。
Ngayonのngaは鼻濁音の「が」です。
西日本の人は鼻濁音の「が」が苦手で、東日本の人は鼻濁音でない「が」が発音できないことが多いんですが、ここは大事なんで練習しましょう。
スペイン語に影響を受けた発音もあり!?
Huebes ngayon. 今日は木曜日。
スペイン語のJueves から。
スペイン語でJは、ハヒフヘホで読む。
フィリピンでもよく名前や地名にJが使われますが、スペイン読みはハ行で読む。
San Juan サン・フアン
Joven ホベン (男性の名前)
Jesus ヘスス (男性の名前、イエス様)
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 20, 2020
Huebes ngayon. 今日は木曜日。
スペイン語のJueves から。
スペイン語でJは、ハヒフヘホで読む。
フィリピンでもよく名前や地名にJが使われますが、スペイン読みはハ行で読む。
San Juan サン・フアン
Joven ホベン(男性の名前)
Jesus ヘスス(男性の名前、イエス様)
「日本」もHapon(ハポン)なのは、スペイン語のJaponから。
Hapones 日本人
Haponesa 日本人(女性)
Wikang Hapon 日本語
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 20, 2020
「日本」もHapon(ハポン)なのは、スペイン語のJaponから。
Hapones 日本人
Haponesa 日本人(女性)
Wikang Hapon 日本語
一時SMSで笑を表す「へへへ」とか「ハハハ」にje je je やja ja ja が流行ったのですが、それもジェジェジェと読むわけじゃありません。ちょうど同じ頃に日本ではあまちゃんのじぇじぇじぇが偶然流行っていたけど。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 20, 2020
一時SMSで笑を表す「へへへ」とか「ハハハ」にje je je やja ja ja が流行ったのですが、それもジェジェジェと読むわけじゃありません。
ちょうど同じ頃に日本ではあまちゃんのじぇじぇじぇが偶然流行っていたけど。
今回のフィリピン講座ミニ講座のまとめ
現在のフィリピン語の母音はa, e, i, o, uの5つということで、日本人にとっては「ローマ字読み」をすれば読めてしまう、発音がとても簡単な言語なんですよ。
「nga」という鼻濁音だけは、日本人にとってあまり親しみのない音ですので、ぜひマスターしましょう。
いかがでしたか?
このフィリピン語ミニ講座を通じて、少しでも多くの方に、フィリピン語に親しみを感じてもらえたら嬉しいです。
それでは、次のミニ講座でお会いしましょう!
○《フィリピン語ミニ講座#1》フィリピン語ってタガログ語とは違うの?
○ 100以上の言語があるって本当?フィリピンの言葉と旅行で使えるフレーズ