フィリピン留学人気エリアの1つバギオの英語留学はハイブリッド型に進化中

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、現在フィリピンは入国制限がかかっています。また、各施設の営業状況が変わっている可能性があります。ご利用の際は公式HP等にてご確認ください。大変な時期が続きますが、少しでも旅行の楽しさを味わっていただけるよう、引き続き情報をお届けいたします。

こんにちは!ナビマニラです。

 

バギオはリゾート地として名高いセブ島と並んで、フィリピンでの留学先として人気が高い。

 

涼しい気候、治安の良さ、盛り場も少なくビーチも遠く、遊びに行くところがほとんどない「まじめ」な都市であることが、人気の理由の一つといえるだろうか。

 

またバギオは人口40万人程度の中都市なのに、大学が6校もある文教都市で教育水準が高い。

 

さらに、ルソン島各地やコーディリエラ山岳地域から就学や仕事での滞在者、移住者が多く、北ルソンの共通語のイロカノ語、国語のフィリピノ語(タガログ語)と並んで、日常生活で英語を普通に話す人が多い。

 

日本人を含む外国人にとっては、とても暮らしやすい街でもある。

 

このような環境がそろったバギオには外国人向けの英語学校も多い。

 

生徒の多くは韓国人と日本人。近年はベトナム、台湾、中国、アラブ諸国などからの生徒も増えてきた。

 

英語留学は、観光業と並んでバギオ経済を支えてきた産業といえる。

 

だが、コロナ禍により、多くの語学学校が海外からの新入生を受け入れることができずに休校や閉校に追い込まれた。

 

1年以上におよぶコロナ禍を生き延びてきた学校は、いかなる対策をしてきたのか。

 

「パインス・インターナショナル・アカデミー(PIA)」の日本人スタッフの河端健司氏と、留学エージェント「スクールウィズ」の太田英基氏に話を聞いた。

 

 

英語学校のサバイバル

河端氏「PIAはもともとオンラインクラスを持っていたのが幸いしました。

 

カリキュラム、講師、ITスタッフなどがそろっていたため、移行も比較的スムーズでした。

 

しかしオンライン英会話自体はすでに多くあり、PIAは差別化を図るため海外留学や移住の際に必要なIELTS対策コースを開設しました。

 

IELTSの需要増加と日本でもまだ珍しいコースであることから、生徒数は増え続けています」。

 

 

太田氏「オンラインでの『バーチャル留学』を始め、日本の中学、高校、大学に導入を提案してきました。

 

英語の授業にとどまらず、国際交流と異文化理解のための工夫もしています。

 

バーチャル・ツアーとして講師が市場、ジョリビー、ジプニーなどフィリピンらしいものを撮影した映像を使った授業も取り入れ、好評です。

 

フィリピンの社会課題について英語でのディスカッションやプレゼンテーションも行いました」

 

この記事では引き続きこんな内容が読める

○ ネット世代のバーチャル留学
○ フィリピン留学の展望

 

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《「ナビマニラ」とは 》

日刊まにら新聞より2008年に創刊。マニラをはじめフィリピンの各地のグルメや街歩き、旅行といったライフスタイル、エンターテインメントなどの情報をお届けしています。


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