クムスタ・カヨ? デセンブラーナ悦子(@FilipinoTrivia)です。
みなさん、フィリピン語には興味はありますか?
掘れば掘るほどおもしろく、どんどん深みにはまってしまう魅力的な言語、それが「フィリピン語」です。
この連載では、マニラ在住の日英フィリピン語通訳として、フィリピン語(タガログ語)についてもっと知りたい人に役立つ情報を「フィリピン語ミニ講座」と題して、シェアしていきます!
前回は、「フィリピン語の語順ってどうなってるの?」という疑問にお答えしました。
第5回目のフィリピン語ミニ講座では、「〜しましょうって何て言うの?」という疑問にお答えしていきます。
○ 《フィリピン語ミニ講座#4》動詞が先に来る言語は世界で少数派!?
みんなで何かをするのが好き!「〜しましょう」の表現
フィリピン人は、家族や友人と大勢で一緒に何かをするのが好きです。
英語の「Let’s 〜」にあたる「一緒に〜しましょう」という表現をフィリピン語で覚えれば、フィリピン人もとても喜んで、あなたを一層ウェルカムしてくれることでしょう!
〜tayo (〜しましょう)
Kain tayo (食べましょう)のように
言葉の語根+tayo で〜しましょう、となる。
Tayo は「私たち」を表す代名詞。
Kape tayo.コーヒーを飲みましょう。
Ingat tayo. 気をつけましょう。
Sakay tayo. 乗りましょう。
Lakad tayo. 歩きましょう/出発しましょう。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 21, 2020
〜tayo (〜しましょう)
Kain tayo (食べましょう)のように、言葉の語根+tayo で〜しましょう、となる。
Tayo は「私たち」を表す代名詞。
Kape tayo.コーヒーを飲みましょう。
Ingat tayo. 気をつけましょう。
Sakay tayo. 乗りましょう。
Lakad tayo. 歩きましょう/出発しましょう。
動詞の不定形+tayoがより正式な形。
Maglinis tayo. 掃除しましょう。
Mag-aral tayo. 勉強しましょう。
Manood tayo. (映画やテレビなどを)観ましょう。
Uminom tayo. 飲みましょう。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 21, 2020
動詞の不定形+tayoがより正式な形。
Maglinis tayo. 掃除しましょう。
Mag-aral tayo. 勉強しましょう。
Manood tayo. (映画やテレビなどを)観ましょう。
Uminom tayo. 飲みましょう。
「語根」と「語幹」の違いって何?
語根と語幹の違い
語根は言葉として成立する最低限の形。
日本語だと「語幹」と活用する部分(接辞)に分けられる。
例えば「飲む」は「の」が語幹で「む」が接辞。「の」だけでは言葉として成立しない。これが語幹。
フィリピン語の飲むinomは言葉として成立しているので語根。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 21, 2020
語根と語幹の違い
語根は言葉として成立する最低限の形。
日本語だと「語幹」と活用する部分(接辞)に分けられる。
例えば「飲む」は「の」が語幹で「む」が接辞。「の」だけでは言葉として成立しない。これが語幹。
フィリピン語の飲むinomは言葉として成立しているので語根。
動詞の不定形とは、語根に動詞を作る接辞mag-、-um-、ma-などが付いた動詞の基本の形のことです。〜しましょう、の他、〜しなさい等の命令文に使います。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 21, 2020
動詞の不定形とは、語根に動詞を作る接辞mag-、-um-、ma-などが付いた動詞の基本の形のことです。
〜しましょう、の他、〜しなさい等の命令文に使います。
語根っていうと、なんか難しく感じるけど、英語ではroot wordって言う。木の根っこみたいに、根っこになる言葉ってことやね。
フィリピン語ではugat na salita と言います。
— フィリピン語ミニ講座 (@FilipinoTrivia) August 21, 2020
語根っていうと、なんか難しく感じるけど、英語ではroot wordって言う。
木の根っこみたいに、根っこになる言葉ってことやね。
フィリピン語ではugat na salita と言います。
※同じ言葉をひっくり返しただけだけどsalitang ugatの方が正しいですね。訂正します。
今回のフィリピン講座ミニ講座のまとめ
フィリピン人は、「一緒に食べよう!」「一緒にコーヒーを飲もう!」と、挨拶がわりに気軽に誘い合います。
親しくなりたいフィリピン人がいたら、あなたもぜひ「Kain tayo!」と声をかけてみてください。
いかがでしたか?
このフィリピン語ミニ講座を通じて、少しでも多くの方に、フィリピン語に親しみを感じてもらえたら嬉しいです。
それでは、次のミニ講座でお会いしましょう!
○これまでの《フィリピン語ミニ講座》一覧
○ 100以上の言語があるって本当?フィリピンの言葉と旅行で使えるフレーズ